道端のノート。

僕の好きな詩を少しづつ載せてみたり、自分の詩を載せてみたり、
唯のくたびれたノートの1ページです。



2010/04/12

告白(a confession)


「俺は不器用な奴だ。
 うねり荒れる魂の割に持っている言葉は多くないし
 それに俺は、これが問題なのだが、
 俺は多分呪われている、
 
 言いたい事を話そう。

 言葉ってのはたいがい純粋で水みたいなもんで、
 俺の受けた呪詛はそれらを一瞬で穢しちまうから
 口から出た時はすでに奇形になっている、
 だから、詩を書こうと思ったんだ、
 自分でもいいアイデアだと思ってるよ。
 つまり、みんなまとめて
 サーカスに売っぱらっちまおうって寸法さ。

 本当に言いたい事を話そう。

 それは何かっていうと、愛についてなんだが、
 雨や雲や風や光のやり方で君を愛そうと思った、
 やっぱり俺は旅人で詩人っていう最悪の運命の人間だから。
  
 イヌやネコやウサギや金魚やカエルやヘビやナメクジや
 俺とあんたの呪いの話をしながらずーっと考えてた、
 まだ生まれていない言葉と君の事と愛について。

 帰り、深夜5万メートルの道を歩きながらふと思った事は
 前にもどこかでこんなことがあった、決して初めてじゃあ無く、
 蓄積だった、それはデジャヴュの蓄積だったんだ、
 だから俺は君に伝える事にした、愛してんだ、
 そして済まなく思う、だってこの詩はメチャクチャだろ?
 けどあんたなら解読してくれると思って。
 俺という人間を、10年も見てきてくれたあんたなら。」


            ロイ・ラプタース (Roy Raptores)