道端のノート。

僕の好きな詩を少しづつ載せてみたり、自分の詩を載せてみたり、
唯のくたびれたノートの1ページです。



2015/06/06

無題

誰も彼も皆忘れてしまっている
とても古い物語を 本当の神々の話を 長い冒険の記録書を
今日 あなたは何処へ行くことも出来ず 視線を机に伏せるだけ
手元にある 触れる物だけ触ってみて 何だか飽き飽きしてるだけ
いでよ神々 訪れよ困難 裂けよ空 爆発せよ国会
さぁ準備を整え長い旅路に備えようか
この巨大な乗り物の操縦を試みてみようか
生命は可能性
跳躍するプロミネンス
気付かないでいるが僕らは常に第3宇宙速度で生きている


cic


2015/01/17

午後



散らかったテーブルの上に
ゆっくりと時間が垂れている 


cic

2014/09/17

忘れちゃいないが

忘れちゃいないが
俺の心はいつも海の深くに沈んでいる
忘れちゃいないが
俺の心はいつか海の深くに沈めたんだ



cic

2014/07/17

懐中電灯に照らされた

沢ガニがもうもうと水底の秘密をついばんでいる
コンクリートの壁を背に赤い体を半身 泥に沈め
白いしっかりした爪を幾度もその水底に
刺す 刺す 刺す
山に雨が降り 川は増水し そしてこの様な小さな側溝にも
その分け前が流れて来たのだろう
沢ガニは懐中電灯に照らされている間一度もハサミを止める事無く
せっせと分け前を口に運ぶ
ほい ほい ほい
赤い月夜に静かな宴
今宵人間以外は誰も眠ろうとはしない。



cic

2014/06/29

クルクル イェー

雨の中で傘をクルクルまわすとまるでメリーゴーランドみたいだね
どっかの庭先から拝借した傘と誰かのチャリンコで

立ちこぎしながら クルクル イェー

雨ん中
飛んでく雨粒がいい感じだね
湿気が髪にまとわりついて鬱陶しいね
さっきの酒も回ってきてさ
信号無視もいいとこだよね
こんな夜道もステキだよ
どこにも辿りつかない夜道だよ
分かっちゃいるから戯けるのさ

立ちこぎしながら クルクル イェー

立ちこぎしながら クルクル イェー


cic