
日曜日も、父は朝早く起き出し
薄暗い寒さの中で服を着て
毎日の力仕事と寒風に
ひび割れた手で、埋めておいた火を起こす。
誰もありがとうと言ったことがない。
目覚めると、寒さがぱちぱちと音を立てるのが聞こえたものだ。
部屋が暖まると、父が声をかけてくれる。
あの家の、いつ爆発するとも知れない怒りを恐れつつ
おれはゆっくり起き上がり、着替えるのだ。
そして、寒さを追い出し、
よそいきの靴を磨いてもくれた父に
そっけない挨拶をしたものだ。
愛の厳粛で孤独な任務について
一体おれは何を知っていたのか、一体何を?
ロバート・ヘイデン(Robert Hayden)
親父の事はここ数年、よく考える様になった。
やり方は違ったが、感じ方はよく似ている私の親父は自分の道より
女をとり、家族をとり、今では良き家長として我が家を治めている。
たまに親父と一緒に旅をする夢を見る。
同じぐらい大きなリュックを背負って、地下鉄のホームに立っていてこれまた大きな地図を二人で眺めてる、
たしかそんな夢だった。だいぶうろ覚えですけど。